医療法人社団 博啓会
アイ・クリニック
〒939-8271
富山市太郎丸西町2-8-6

電話 076-421-0238
FAX 076-421-0207
hy-comp@nsknet.or.jp

クリニックのご案内  

アイ・クリニックについて 
アイ・クリニックは、「地域で暮らせる心の健康作りを目指します」を掲げ、3つの「アイ」(「愛の力で、出会いを大切に、I(私)をはぐくむサポートをします」)を大事に、スタッフ全員がその理念にそうような取り組みを日々行っています。
当クリニックは、町中にありながら、田植えの光景が見えるなどの田園風景も見られ、癒しの立地条件に恵まれています。さらに、待合室はヒーリングミュージックが流れる中、画家・小橋啓一さんの絵画が季節に応じて新しいテーマで鑑賞ができます。診察室には洋画家・清原啓一の絵や書道家・氷見雅舟の書も見れます。また、デイケアなどいろいろ部屋でもいろいろな絵画や書を楽しむこともできます。クリニック全体が憩いの場になるように心がけています。
当クリニックは、2つのパートに分かれており、外来診察やACT・相談室、心理室がある管理棟と、デイケアやミーティング室などのリハビリテーション部門を実施するリハビリ棟に分かれています。
富山県では、数少ない依存症治療やACTなどの専門的分野をカバーすると同時に、うつ病などの医療にも力を入れ、地域精神医療に貢献するように努めております。
高齢者に配慮しまして、玄関スロープや車椅子が使えるトイレなどを準備しております。

駐車場は、2つの安心があります。一つ目は、20台の車が止めれます。クリニックのスタッフは近くに職員用の駐車場を利用していますので、共用駐車場でありません。二つ目は雪に強い駐車場ですので冬も安心して利用できます。消雪パイプが設置されているためです。どうしても混み合って駐車がしにくいようであれば、受付でご相談ください。


iACTについて
ACT(Assertive Community Treatment:包括型地域生活支援プログラム)とは、一般的な精神保健医療サービスだけでは地域生活の維持が困難な重い心の病を持つ人々が、できるだけ質の高い安定し自立した生活を、地域で送り続けられるようになることを目標にしてアウトリーチ活動を言います。その特徴は、多職種チームで 24時間365日、積極的訪問を行うことです。全国でこのACTを行っている施設は少なく、平成24年10月現在で19箇所と言われています。詳細は岩波書店発行の伊藤順一郎著:「精神科病院を出て、町へ」に書かれており、ACTを知りたい方に購読をお勧めします。また、本の中の「日本のACTチーム」で当クリニックのACTチームも紹介されています。
iACTは、アイ・クリニックが行うACTチームの略称です。ACTの前に「i」がついているのは、米国アップル社の共同創設者である故スティーブ・ジョブズ氏がiPhoneやiPadの前に「i」をつけたのは「みなさんに愛される」という意味を込めて命名したとどこかで聞いたような記憶があったためです。利用者の方に「愛されるチームであってほしい」という意味と、アイ・クリニックの「アイ」も兼ねたネーミングです。
私たちのチームの特徴は、日本では対象者として除外されやすいアルコール依存症者を加えていることです。当クリニックのアルコール治療は、主に解毒期は総合病院と連携して入院治療をお願いし、退院後に当院でリハビリテーション(ARP)を行うなど地域連携医療を推進しています。そのために、スタッフはアルコール依存症の治療やその係わりに習熟しています。そのような背景の元で対象者を統合失症や気分障害圏に限定せずに活動しています。
第2の特徴は総合病院との連携を大事にしている点です。積極的に富山県立中央病院や、富山大学、富山市民病院の入院ないし通院が難しい方に導入しています。
もちろん、他の施設の通院や入院している方、医療にかかっていない方でも引きこもりで困っている場合にも相談に応じます。

上記3台の車を使用してアウトリーチ
活動を行っています。

私たちのチームは、当事者の方が、地域で生活する際に、当事者自身が主体的に選び、持てる力を自ら発挿し、地域の方々と支えあって、当り前の生活ができるよう寄り添うことを目標に活動を行っています。
当院のiACTにご興味の方は、「iACTへのお誘い」をご覧ください。もう少し具体的な詳細がわかりますのでご利用ください。
また、当院のiACTの外部評価に関しましては、DACTS調査結果で閲覧できます。
 2013年1月24日にDACTS 調査結果
 2013年12月19日にDACTS 調査結果
 2015年3月26日にDACTS 調査結果
 2016年2月18日にDACTS 調査結果
 2017年2月16日にDACTS 調査結果
         
** iACTチームの活動発表 **
  発表年月日 演題ないし講演名 演者・講演者名
2013/09/08 平成25年度精神保健指定医研修会(東京コンファレンスセンター・品川)で講演(「地域生活中心」の精神保健医療福祉の可能性〜ACT実践から〜) 演者:吉本博昭(アイ・クリニック)
2013/07/20 第35回日本アルコール関連問題学会岐阜大会でポスター発表「アルコール依存症へのACT導入の試みについて」 演者:吉本博昭 、和田美登利 、山野俊一(アイ・クリニック)
2012/10/28 第20回日本精神科救急学会学術総会:一般演題「救急を担う総合病院精神科とACTを行う精神科診療所との連携について」 演者:野原茂・藤井勉(富山県立中央病院精神科)、吉本博昭(アイ・クリニック)
2012/07/30 富山県精神科治療講演会:一般講演「イネイブリングの概念から考えるACT実践活動について」 演者:吉本博昭(アイ・クリニック)
2012/07/27 「こころの地域医療を考える会」学術講演会:一般演題「保護室長期使用の妄想型統合失調症へのACT導入例について」 演者:小林幸子(アイクリニック)

デイケアについて
地域で生活している人たちが、人との交流や活動を通じてよりよい社会生活を営めるように、リハビリテーションのプログラムに従って行う、通院治療の一つです。
うつ病で再度職場復帰を目指す人が多くなり、リワークプログラムも少しずつ、取り入れてきています。
デイケアでは、ボランティア活動を受け入れております。
右の写真のように、小林利信さん、小池春枝さん、久保田志津子さんによる、中国の楽器である二胡演奏により、デイケア参加者のみなさんが、ひと時、その調べをを楽しんだりしています。
(写真)
小林利信さん

<写真をクリックしてみてください>
(写真)
小池春枝さん

<写真をクリックしてみてください>
デイケアのプログラムは、年賀状作りの実用的なものに始まり、映画鑑賞や大正琴や写真のような二胡の演奏を楽しんだりできます。12月にはクリスマス会など季節毎のメニューもあります。食事やコーヒーを飲むことを楽しむ人、畳のスペースで寝ることを日課にするなど、それぞれの人に応じた、デイケアの過ごし方があるようです。
参加者が主体的に生活を楽しむことが大事であるとも考えています。
(写真)
久保田志津子さん

<写真をクリックしてみてください>
平成23年7月5日にボランティアの南しず子さんによる押し花教室を開催していただきました。電子レンジを使って作成することを学び、みなさん、感動の時間を持たせていただきました。時間がかからず、すばらしい作品ができました。七夕祭りに役立ちました。


クリニックのスタッフについて
精神科医師: 3名 (常勤1名、非常勤2名)非常勤の丸毛健医師は、週3日、古市医師は毎週水曜日午後と1ヶ月1回の土曜日の勤務
看護師: 10名 (常勤6、非常勤4名)保健師の資格を有するものが2名。
精神保健福祉士: 2名 常勤1名、非常勤1名。但し、保健師(2名)と心理士(1名)が免許を取得しているので実質5名
作業療法士: 0名 (常勤0名)
臨床心理士: 3名 (非常勤3名)3名とも認定心理士・臨床心理士の資格を有しています。
医療クラーク: 1名 (常勤1名)
事務員: 2名 (常勤2名)
ピュアー・サポーター: 3名 (非常勤3名)
その他: 3名 (非常勤1名、常勤2名)
   
(平成31年2月1日現在)  
     
アイ生活相談支援センターのスタッフについて(現在は、休止中)  
     
精神保健福祉士: 0名 経験者を採用しだい再開予定


クリニック紹介など
サイコロジストとやま No.54に当院紹介が掲載されました
富山市民病院「れんけいと支援」No.94に当院紹介が掲載されました
富山医師会報第484号に開院紹介が掲載されました


Copyright(C) 2011 Hiroaki Yoshimoto